みなさんこんにちは!
ピースボートセンター横浜のボランティアスタッフ、トリです。
先日、6月23日水曜日に、
「ぴーぼの速報!身近に発見!日常に簡単に取り入れることの出来る社会貢献4選!」というイベントを自主企画で開催しました!
そこで、今回はこのイベントについてや、そもそも「ぴーぼの」が何なのか、
選りすぐりのソーシャルサービス4選のうちの2つのサービスについて、詳しくご紹介していきたいと思います!(後編にて他の2つのサービスをご紹介します。)
ぴーぼのって?
まずは今回イベントを主催した「チームぴーぼの」についてご紹介します。
全国のピースボートセンターで活動しているスタッフ/ボランティアスタッフが、一丸となって楽しく盛んに社会問題について話せる場を作りたい!という想いで発足されたチームのこと。
チームを結成した経緯としては、
近年ますます深刻化している社会問題や環境問題について、多くのピースボート仲間が興味関心を持ち合わせているのにも関わらず、
地球大学(船の上で開催されるプログラム)以外にあまりそういった話をできる場がないよね、それじゃあもったいないよね!という意見が挙がった事がきっかけでした。
そして、せっかくなら全国のピースボートスタッフ、ボランティアスタッフが参加できる様な、大きなコミュニティにしたいよね、楽しく幅広く情報共有したいよね、ということで、先月5月中旬に発足しました。出来たてホヤホヤです!
ちなみにぴーぼのというチーム名は、
「ピースボート」と「プロボノ」という言葉を掛け合わせて作った名前です。
プロボノとはラテン語で「公共善」という意味、
つまり、ピースボートを通して、多くの仲間たちと社会をより良くしていこう!
という想いがこもっています。
現在は福岡、横浜のスタッフ・ボランティアスタッフの計4名が中心となって活動しています。随時メンバー募集中です!
ぜひ一緒に世界をより良くしていきましょう🙌
イベント詳細
公共善に向けて邁進するぴーぼのが主催した、
記念すべき第一回目のイベントが、6月23日に行われました👏
その名も
「ぴーぼの速報!身近に発見!日常に簡単に取り入れることの出来る社会貢献4選!」です!
このイベントの名前からわかる通り、
本当に簡単に、気軽に日常に取り入れることのできる社会貢献の方法を紹介する、というイベントです。
実際に4人のぴーぼのメンバーが、自分の興味関心をもとにソーシャルサービスとして展開されている取り組みを探して、これだったらもうやるしかない!面白い!と思えるサービスをご紹介しました。
そのラインナップはこちらです!
・傘のシェアサービス!アイカサ
・アパレルの廃棄問題への挑戦!Rename
・食品ロスを回避せよ!激安のTABETE
・検索すると木が増える!検索エンジンECOSIA
どうですか、皆さんがご存知のサービスはありますか?
初めて聞いた!という方は是非下記の概要を読んでみてください👍
早速各サービスについて
前編では アイカサ と Rename を、後編では TABETE と ECOSIA
を紹介していきたいと思います🏃♀️💨
傘のシェアサービス☂️「アイカサ」
このサービスは日本全国の主要都市にて展開されている、
ビニール傘の廃棄量を削減するための傘のシェアリングサービスです。
なんと日本のビニール傘の年間消費量は約8000万本!
世界1位の消費本数だと言われています。
それらの多くは不法投棄されたり、埋め捨てられる事で廃棄されるものばかりです。
また、二人に一人は年に一度は傘を買い、捨てていることになります。
そんなあまりにも乱用されているビニール傘の実態をどうにかしたい!という想いで始動されたのがアイカサです。
アイカサは現在日本の主要都市各地の公共の場に傘のレンタルボックスを配置している為、
身の回りの駅や百貨店で簡単に見つける事ができます。
24時間いつでも借りる事が出来るので、急に雨が降った時、持ち傘が無い時にとっても便利です!
また、傘に使用されている素材はグラスファイバーという暴風にも耐える事が出来る、
頑丈な素材が使われているため、壊れにくい構造になっています。
仮に風の強さで傘の骨が折れてしまっても、アイカサの傘は全て同じ骨組み素材のため、骨組みの取り替えが可能です。
アイカサを利用するには、
まずは専用のアプリをダウンロードし、傘を利用したい最寄りの駅やお店に「傘のレンタルボックス」があるかを確認します。
そして利用したい時にポチッとするだけ!
とっても簡単に傘を借りることができます。
お値段は24時間の利用でなんと70円と、コンビニなどでビニール傘を買うよりもお財布に優しいのもありがたいです。
お手軽で環境にもお財布にも優しい、しかもゴミになることがない傘を、
全国各地で利用できるよ!というサービスになっています。
今後は雨の日でも傘を所有しなくて済む生活を送ることができますね👏
アパレルの廃棄問題への挑戦👕 「Rename」
Renameは各企業、アパレルブランドの持ち合わせる衣類在庫の効率的な活用をするために発足された、洋服の再販サービスです。
これは日本の衣服の大量廃棄という社会問題に対してどうにかしなければ!という想いで始まったサービスです。
日本の現状として、
人の手に届かないまま、生産されてそのまま廃棄されてしまう服の数は 年間約15億枚。
その他にも既存の洋服の廃棄量と合わせると、なんと年間33億枚の洋服が日本国内だけで捨てられています。
この実態をもっとわかりやすく表現すると、1日に大型トラック約130台分の服が毎日焼却されたり埋め立て処分されている!ということになります。
どうしてそんなに廃棄されているの?という点については、ファストファッションの流行やトレンドの細分化により、長持ちしない服を安く買って、すぐに捨ててしまうという消費サイクルが助長してしまっている事が起因していると言われています。
もちろん洋服一枚を生産するにも廃棄するにも、相当な環境負荷がかかっている事を忘れてはいけません。
しかし、ファッション業界において売れ残った服を再販したり、売り尽くしたりするのはとても難しく、ブランドの価値を保つ為にはむやみなセールなどは行えないとのこと。
そんなジレンマに対して助け舟となって現れたのが、「Rename」です。
Renameはアパレルメーカーのもつ在庫を自社に仕入れ、
アパレル加工工場にてブランドのタグや表記を「Rename」のタグに付け替え、
ブランド名を変更して再販することで、ブランド毀損を防いだ上で、在庫の再販を可能にしています。
そして、ブランド表記を変更した洋服たちを自社のECサイトやリサイクルショップ、
セレクトショップ、ディスカウントショップやショッピングモールなどの実店舗で販売することで、服の購入を考えている人に、ブランドや先入観にとらわれない、
服本来の価値を感じられる服選びを体験しながら洋服を購入できる機会を提供しています。
つまり、エコでリーズナブルで、持続可能なお買い物体験をすることを推進する、画期的なサービスなのです。
Renameのサービスは2009年に発足しました。
それから2018年までの間に販売累計数を25万枚以上、そして1年あたり100万点の仕入れ量と、150以上のブランドの取り扱いを実現しています。
この数字を聞くだけで、いかにアパレル産業で在庫の廃棄問題が今まで環境に悪影響を与えていたのかを理解することができます。
皆さんも是非、今度洋服を新調したいなって思ったときには、RenameのECサイトを訪れたり、実店舗のお店にて、Renameのタグのついたお洋服を探してみてくださいね🔍
いかがでしょうか?
アイカサのサービスもRenameの活動も、とても興味深いですよね。
次回予告
次回は食品ロスに待ったをかける、TABETEと、
社会貢献4選の中でもとりわけ簡単に日常生活に取り入れることのできるECOSIAについて、
詳しくご紹介して行きたいと思います!
ぜひ後編もお楽しみに🙌
文 花田陽(トリ)