時を越えた出会い 〜新たな繋がりが未来を変える Vol.2〜

こんにちは。ボランティアスタッフの花形裕司(HaNA)です。
3年前、私の乗船した98回クルーズ(2018年5月発)が横浜港を出航しました。
ピースボートセンターよこはまのほたると話したときの内容をブログにしました。
今回は、98回クルーズで実際に訪れた港での出来事、そして下船後の話をします。

憧れの街 〜ヨーロッパに恋をして〜

◆乗船前にイタリアに行きたいと言ってましたが、実際行ってみてどうでしたか?

イメージ通りでしたね。もちろん行ったことはなかったのですが、ヨーロッパが好きっていうのは前からあってその中でもイタリアは特に注目していました。

◆行ってみてどんなところに魅力を感じましたか?

一番魅力を感じたのは街並みですね。ただ歩いているだけでも楽しいし、テラスでティータイムをして過ごすだけでも満足できました。どこを写真で撮っても、きれいな写真に見えてしまうのがすごいと思います。

国ごとに多少の違いはありますが、ヨーロッパってどこも街並みがきれいなんですよね。もちろん、すべての国や街を訪れたわけではないですが。

◆よく日本のほうが料理はおいしいと言いますが、いかがでしたか?

パスタやピッツァ、お刺身を食べましたがどれも美味しかったですよ。私は日本の料理はあまり好みではないのですが、ヨーロッパは味だけでなく盛り付けに対しても高い美意識があるので日本より好きですね。

他の参加者の方で日本食が恋しくなる人もいましたが、私は一切なかったですしヨーロッパにいるほうが落ち着きます。イタリア以外にも、スペイン、ポルトガル、フランスも行きましたがどこもまた行きたいですね。

◆私は南半球のクルーズだったので、ヨーロッパにはまだ行ったことがないですが
 話を聞いたらさらに行きたくなりました。思い出深い寄港地はありましたか?

ノルウェーのベルゲンですね。
オプショナルツアーで、フロム鉄道やフィヨルドを通る遊覧船に乗り自然を満喫しました。
現地のガイドさんが「天気の良い日はあまりないんですよ」って言ってましたが、絵に描いたような快晴でした。

◆オプショナルツアーでは、一人で過ごしましたか?それとも知り合いの方が一緒だったとか?

その時々で変わりますが、今回は同じツアーに参加していたご家族と一緒にいることが多かったですね。寄港地でお子さんと過ごすことはほとんどなかったので、また違った楽しみ方ができました。

◆違った楽しみ方とは?

お子さんと一緒に過ごすことで、ちょっとしたことでも笑顔になれるし、何気ないことでも楽しく感じることができます。
フロム鉄道に乗った時に途中下車して滝を見られるのですが、車内に戻るときにぬりえセットを乗務員に渡されました。もちろん、お子さんへのプレゼントですよ。車内で楽しそうにぬりえをしている姿を見て、微笑ましくなりました。ベルゲンは本当に良い場所だったので、より楽しい時間を過ごせました。

またベルゲンは、ディズニー映画「アナと雪の女王」のモデルになった場所でもあり、密かに楽しみにしていました。もちろん作品も好きですが、ディズニーキャラクターの中でもエルサがとにかく好きなので感慨深かったですね。

◆花ちゃんらしいですね。他にもディズニー映画のモデルになった場所には行きましたか?

すべてを把握しているわけではないですが、モン・サン・ミシェル(ラプンツェル)、パリ(美女と野獣、ノートルダムの鐘、レミーのおいしいレストラン)、メキシコ(リメンバー・ミー)に行きました。

夢を叶える航海へ!

◆乗船前から下船後のことは考えてましたか?

何も考えてなかったですね。いつも行き当たりばったりなので、降りてから考えればいいやって思って乗りました。

◆実際に参加してみて、やりたいことや目標は見つかりましたか?

乗船中に下船後の夢を聞かれ、小学生のときからの夢であった「ディズニー世界制覇」って、答えたんですね。それもあってその言葉を実現したいと思い、船で知り合った友だちと上海、香港、フロリダのディズニーに行きました。後、カリフォルニアに行けば夢が叶うと思い、一人で行きました。

◆船に乗る前とは、まるで違う人みたいですね。変わったきっかけは何ですか?

離脱して行ったパリディズニーですね。言葉も分からないから、海外のディズニー行っても楽しめないと思ってましたが、想像以上に楽しくて子どものようにはしゃいでました。それで、言葉が分からなくてもディズニーなら行ける」って変な自信がつきました。

◆次の夢はもうありますか?

ディズニークルーズ全船制覇ですね。ディズニーはもちろん大型客船も好きなので、豪華客船の定番クイーン・エリザベス、世界最大の客船シンフォニー・オブ・ザ・シーズ、ダイヤモンド・プリンセスにも乗りたいと思ってます。

◆本当に船が好きなんですね!
 98回クルーズで一緒に乗船していた人とは下船後も連絡を取ったり会ったりすることはありますか?

何度か遊びに行ったり、同年代で集まったりしましたね。意外に船内でそんなに関わりがなかった人と遊ぶことも多かったので、船とはまた違った繋がりができました。

結婚して親になった人もいて、時間の流れを感じちゃいますね。船のときの印象と違って、母親の顔に変わっていたので安心しました。私もいずれはちゃんと父親の顔に変わればいいなと思いつつ、赤ちゃんを抱っこさせてもらいました。

先日も、ピースボートセンター東京に行ったら知らない女性に名前を呼ばれ、同じ船に乗っていたことを知りました。再会という名の初めましてみたいな。私は船内でも極端に人との関わりが少なかったので、相手もそれは分かってくれました。縁があれば会えるものですね。

◆今お話にもあったように最近ではボランティア活動をされてますが、始めようと思ったきっかけはなんですか?

オーロラや南半球にも行ってみたいと思う気持ちは以前からありましたが、一番の理由は船がパシフィック・ワールド号になったことですね。

パシフィック・ワールド号は7万トンを超える大きさなので、
「この大きさの船で地球一周できるなんて楽しいに決まってる。しかも、リーズナブル!乗らないなんて考えられない」
と思い、乗船を決めました。

その上で、乗船するまで時間もあるので、今回はボランティア割引を貯めようと思いました。

◆実際に活動してみてどうですか?

思ったより楽しんで活動できています。同じ地球一周という目標を掲げるボランティアスタッフのみんなと話していると「ますます地球一周したい!」と思えるので心強いです。

最後に

今後も98回クルーズのみならず、寄港地の見どころやセンターの様子をブログで紹介していくので、お楽しみに。

 

ボランティアスタッフ 花形裕司(HaNA)  編集:德永涼子(ほたる)