3.11 あれから10年

みなさん、こんにちは!
ピースボートセンター横浜の德永涼子(ほたる)です。

3月になり、徐々に暖かい日が増えてきました。近所の公園にある梅も花が咲き、春らしい季節ですね。

3月といえば卒業、別れというワードが思い浮かびますが、
今回は10年前のあの日のことを振り返っていきます。

3.11 東日本大震災

10年前のこの日、私は小学校で授業を受けていました。

午後2時46分。あの時の光景を知らずに。

家に帰るとテレビは真っ青。どのチャンネルにしても同じ内容でした。
画面の中には、この世のものと思えない光景が広がっていました。

トラックが流され、全面海のような光景、それもいろいろな物を含んでうねっていて
屋根に上って助けを求める人、車内に閉じ込められている人、ヘリコプターで救助されている人。
異様な光景でした。

私は、5歳の時に福岡県西方沖地震を経験しました。
その時、あの大きな揺れによる恐怖、何が起きてるかわからず動くことすらできなかった自分を思い出し、一瞬でも好きな番組が見れないじゃん!と思っていた自分が恥ずかしくなりました。

そして、この東日本大震災をきっかけにある方たちが立ち上がり、ここから「ピースボート災害支援センター」の歴史が始まります。

あれから10年

そんな東日本大震災から、今年で10年になります。
この震災以外にも熊本地震や西日本豪雨など、日本は多くの震災に見舞われました。

先日も東北を中心に大きい地震がありましたが、これからも震災は待ってはくれず、起きる可能性があります。離れているからできること、意識したいこと、事前にふせげる災害など、考えてみると様々あるかと思います。

今回は、「あの時」と繋がるイベントを紹介します。

東日本大震災から10年
私たちの石巻にいた時間
『いま、だれに会いたいですか?』

東京と石巻をつなぐ手造りのLIVE配信。
今も、石巻で暮らす元ボランティアメンバーが石巻の各所から中継します。
10年前のあの時と今を繋ぎ、想いを繋いでいきます。

日時:2021年3月13日(土)13時から17時(予定)
配信:ピースボート災害支援センターYouTubeチャンネル LIVE配信

詳細はコチラ
今はコロナ禍ということもあり、直接石巻の方と話す機会もなかなかない中での実施なので、ぜひご参加ください。

離れていてもできること

今、この瞬間も支援を求めている人がいます。
今後も継続的に支援するために一人一人ができることをしていく必要があると思います。

そこで、今すぐにできることを2つ紹介します。

①Yahoo!とLINEで「3.11」を検索

毎年3月11日になると実施される寄付方法の1つです。
今年はLINEでも寄付できます!

「3.11」と検索するだけで寄付できるという仕組みです。
そして、LINEでは検索だけでなくスタンプを購入すると寄付できるというものもあります!

詳細は以下をご覧ください。

Yahoo!
LINEユーザーとしてできること

②クラウドファンディング実施中!

現在、コロナ禍でも継続的に支援を続けるために「ピースボート災害支援センター(PBV)」では、クラウドファンディングを行っています。

PBV・コロナ禍でも被災者を支えたい! #1人の100歩より100人の1歩

ページにも記載はありますが、誰か一人の頑張りや被災地だけの努力だけでは、乗り越えるのに大きな壁が立ちはだかります。
クラウドファンディングのタイトルにもある「#1人の100歩より100人の1歩」には、物理的距離や都合は関係なく、全員で向き合っていく必要があると語りかけられている気がします。

ぜひ、クラウドファンディングページも覗いてみてください。

最後に

2011年3月11日14時46分。
どう過ごしていましたか?

普段と変わらない時間を過ごしていた人もいるかと思います。
今後何が起きるかわからない恐怖に襲われていた人もいます。
生まれていなかった人もいるかもしれません。

あれから10年たった今日。

あの日のことを忘れないことも大切ですが、「被災地」として想い続けるだけではなく「復興」し、
たくさんの笑顔があふれる場所として、コロナ禍を乗り越えた際に訪れたいです。

私はそんな想いで、今日の14時46分を迎えたいと思います。

 

ピースボート 德永涼子(ほたる)・金子美奈(みーな)