こんにちは!
もうすっかり街中では、クリスマス、そして年末ムード漂う季節になりました。
今年はより一層寒い感じがします。2018年は船の上、2019年は船でできた友だちと韓国で年越し、2年ぶりの国内での年越しを迎えようとしている、横浜ピーセンスタッフの德永涼子(ほたる)です。
今回は、これまで約半年間続いた、「横浜スタッフが選ぶ!世界三大○○月刊」シリーズの最終回です!
そもそも何のシリーズだ!?という方に…
世界(の少なくとも大部分)を代表するとされる3つの事物のこと。
あくまで、現状その言葉の意味として社会に流布している内容を記したものであり、具体的な数値に基づくランキングのトップ3と一致するとは限りません。
ということで、早速12月、ラスト月刊を飾るのは…
横浜スタッフ厳選!「世界三大映画🎥」
もうすぐ、世間では、年末年始の長い休暇が始まります。
少しゆっくりと時間を作り、映画を見てゆったりと過ごす時間もあるかと思います。
そこで、横浜ピーセンスタッフの3人がそれぞれ、今まで見た中でおすすめしたい世界の映画を紹介します!
🇮🇹Life is beautiful(人生は美しい)
監督:ロベルト・ベニーニ
内容:第二次世界大戦下のユダヤ人迫害(ホロコースト)を、ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品。
ユダヤ系イタリア人のグイドが、小学校の教師ドーラに一目惚れし、猛烈なアタックの末に駆落ち同然で結婚し、愛息ジョズエを授かります。
その後、徐々に戦時色が濃くなっていき、ユダヤ人に対する迫害行為が繰り返され、3人は強制収容所に送られてしまいます。
そこで陽気で面白い性格のグイドは、母親と引き離され不安がる息子、ジョズエにこういいます。
「これはゲームなんだ。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点。いい子にしていれば点数がもらえて、1000点たまったら勝ち。勝ったら、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ」と。
当時の状況を考えるととてもゲームとは思えなる状況ではありません。
しかしこの嘘から、残虐的な迫害を受けていたにも関わらず、どうか息子だけでも希望を失わないでほしいと願う愛情が感じられて、とても切なく、それでいて思いやりの塊のような「ウソ」もあるのだなと感じました。
また映画を通して当時のナチスドイツ下で起きた、事実上の歴史に触れることができました。
おすすめ者:德永涼子(ほたる)
🇯🇵奇跡のリンゴ
監督:中村義洋
内容:当時、絶対に不可能と言われた無農薬リンゴの栽培に成功し、“奇跡のリンゴ”として大きな話題を集めた青森のリンゴ農家・木村秋則さんとその家族の実話を映画化。
最近よく耳にする「無農薬〇〇」。
「食」を通した健康のために、家庭菜園をする世帯も増えてきていますが、農薬を使わずに野菜を栽培するのは、プロの農家でも難しいことだそうです。
その中でも特に、リンゴはとてもデリケートなくだもので、年に何度も農薬や肥料をやり、気の遠くなるほどの手間をかけてやらないと絶対に実らないと言われています。
この映画を見て、自分でも知らないうちに農薬がいかに身体を蝕んでいるのか、改めて意識しました。
日頃自分たちが食べている野菜や果物がどうやってできているのか、その背景を知ることができます。
おすすめ者:田村朔也(さくや)
🇺🇲Changeling(チェンジリング)
監督:クリント・イーストウッド
内容:1920年代のロサンゼルスで実際に発生したゴードン・ノースコット事件(アメリカ合衆国で1920年代後半に発生した連続少年誘拐殺人事件)の被害者家族の実話を元に映画化。
友達に勧められて見た作品です。1920年代のロサンゼルスで実際に発生したゴードン・ノースコット事件の被害者家族の実話を元に映画化されたお話。
警察の捜査ミス事件というものにフォーカスをあてていて、実際にあったということを信じたくなくなってします。
メディアで得る情報がすべて正しいのか、その事実は真実なのか。
もしそこに立っている人が別人だとわかっているのに、これがあなたの家族ですと言われたらみなさんはどう思いますか?
見る人に衝撃と課題を残す作品です。
おすすめ者:金子美奈(みーな)
映画を通してみる世界
映画はただ物語が進んでいくだけでなく、当時の歴史的背景を教えてくれることもあります。
そして、映画の内容、中身だけでなくその映画がつくられた背景にまで目を向けてみるとより、周りの思想やいつもと違うような世界が見えてきます。
世界の映画を見て、今もなお残るたくさんの人々の記録を覗いてみましょう✨
ピースボート 德永涼子(ほたる) 編集:金子美奈(みーな)