こんにちは。ボランティアスタッフの花形裕司(HaNA)です。
私は過去に98回クルーズ(2018年5月発)に乗船しました。(過去ブログ参照→Vol1・Vol2)
船旅の醍醐味とも言える寄港地(寄る港の地のことを寄港地と呼んでいます)。
ピースボートでは、毎回20を越える国と地域の港に立ち寄ります。乗船クルーズを選ぶときに寄港地で決める人も、少なくないのではないでしょうか。私はイタリアに行きたくて、98回クルーズに乗船しました。
船旅ならではの魅力
そもそもなぜ船旅を選んだかというと
①船内に荷物を置いておけるので、身軽な格好で散策できる。また大きな荷物を持つ必要がない
②時差ボケをしにくい。船旅だと、1日の時差は最大1時間なので体への負担が小さい
③船内で過ごしている間に、次の寄港地へ到着
④入出国審査がスムーズ。国によって様々ですが、空港と違い長時間待たされることが少ない
⑤港から近い場所に世界遺産や市街地があることも多い
などが上げられます。どれも船旅ならではの便利なところです。
寄港地での過ごし方
寄港地での過ごし方は大きくわけて2つあります。
オプショナルツアー・・・ジャパングレイスが提供する日帰りのツアー
自由行動・・・乗船者が各自で行きたい場所などを決める
ツアーの中には「オーバーランドツアー」と呼ばれる一度本船を離れて日帰りでは行けない地域を訪れるツアーもあります。
Vol.1では、オプショナルツアー(以下、OPツアー)についてお話しします。
オプショナルツアー 〜美しき寄港地〜
オプショナルツアーは寄港地の魅力を知り尽くしたスタッフが企画していて、各寄港地ごとに多彩な内容のツアーが用意されています。
その中から自分に合ったツアーを選べます。半日のものから一日かけて巡るもの、歩行が少ないものなども用意されています。
そして最大の魅力は、ピースボートに乗船したからこそ体験できる現地の人たちとの出会いや交流、文化、行ける場所があることです。私も全25の寄港地から、15種類程度のOPツアーを取りました。寄港地によっては複数のOPツアーを取ったり、自由行動と組み合わせたりすることもできます。
今回は私が実際に取ったツアーを紹介します。
※引用:ジャパングレイスより発行されるOPツアー冊子より引用
スペイン 〜バルセロナ〜
バルセロナ観光(サグラダ・ファミリア、グエル公園、モンジュイックの丘、ゴシック地区、カサ・ミラ[車窓]、コロンブスの塔、[車窓]など)など。
歩いてるだけでも十分楽しめる、街そのものが芸術的なバルセロナ。リオネル・メッシが所属するFCバルセロナの本拠地もあり、わたしもいつかここで試合を見たいと思っています。ここに来たら絶対に行きたいサグラダ・ファミリアやカサ・ミラ、本場のパエリアなど、バルセロナの魅力を凝縮したツアーでした。また港から少し遠いグエル公園やモンジュイックの丘。この2箇所からはバルセロナの街並みが一望できるので、ぜひ行ってみてください。
ノルウェー 〜ベルゲン~
ソグネフィヨルドの町フロム、フロム鉄道乗車、フェリー乗船(ネーロイフィヨルド遊覧)など。
ノルウェー第2の都市、ベルゲン。以前のブログでもお話ししましたが、ディズニー映画『アナと雪の女王』のモデルになった場所でもあります。
フロム鉄道は、世界でも有数の急勾配を走ることでも有名です。標高865mにあるミュルダール駅からフィヨルド沿岸にあるフロム駅までの山岳地帯を約20kmの距離を1時間かけて走るので、山の中からフィヨルドまでの少しずつ移りゆく景色を楽しめます。またミュルダール駅手前にあるショースの滝を見るために、数分間停車をするので電車を降りて間近で見ることができます。運がいいと、赤いドレスを着た妖精「フルドラ」に会えることもあるそうです。
ロシア 〜サンクトペテルブルグ〜
血の上の救世主教会、ペテロパヴロフスク要塞[展望]、芸術広場、イサク聖堂、エルミタージュ美術館[外観]、運河クルーズなど。
時期と寄港地によってはOPツアーに参加しないと上陸できない国もあり、私のときはロシアがそうでした。
サンクトペテルブルグはロシア第2の都市で、街中に多くの運河や水路があり、美しい建物が建ち並んでいるところから『北のベネチア』とも呼ばれています。クルージングでは運河からゆっくりと街並みを楽しめます。
アメリカ 〜ニューヨーク〜
エンパイアステートビル、ブルックリン・ブリッジ・パーク、マンハッタン車窓観光(五番街など)など。
世界有数の大都市、ニューヨーク。自由の女神像を始め、セントラルパーク、タイムズ・スクエア、ブロードウェイなど一度は行ってみたい場所が盛りだくさんな場所です。
港から歩いて行ける距離に観光名所がたくさんあるので、自由行動のしやすい場所でもあります。
国連本部ビル訪問(施設内見学)
私がここでOPツアーを取った理由は滞在期間が1泊2日と少し長いので、自由行動と両方楽しめるからです。また国連本部を訪れる機会も中々ないと思い、参加しました。
ニューヨークのように見たい場所がたくさんある場合は、OPツアーを取った方が効率よく回ることができ、移動中にも現地の方のお話を聞けるのでオススメです。
キューバ 〜ハバナ〜
パラデロビーチのリゾートホテルのビーチで海水浴場、ハバナ旧市街徒歩観光(アルマス広場、カテドラル広場など)など。
キューバを代表するビーチリゾート、バラデロ。どこまでも続く青い海と白い砂浜から、『カリブ海の真珠』と言われることも。滞在するホテルのプライベートビーチなのでのんびりと過ごしやすく、食事やドリンク、アクティビティなどが料金に含まれているのでお財布を持ち歩かなくて済むのもポイント。海の透明度も高く、魚が泳いでいるのもよく見えます。遠浅で波も穏やかなので、泳ぎに自信がない人も安心して楽しめます。
次回予告
明日は、自由行動についてお話しします。
お楽しみに。
文 花形裕司(HaNA) 編集 德永涼子(ほたる)